第5回地質写真コンテスト入館者賞

題名:「アルゼンチン、ペリト・モレノ氷河」
カテゴリー:地質現象
撮影者:厨川道雄
アルゼンチン南端近くのアンデス山脈に積もった雪がアルヘンティーノ湖に向かって押し出され、 "ペリト・モレノ氷河"が形成された。氷河は1日約2mの速さで湖に向かって動いており、湖で 崩落するまでに、約40年もかかる。写真に見られる氷河先端部は、高さ60m、幅5kmである。 ここに流れ着くまでに氷が圧縮されて比重が高くなっているため、氷が鮮やかなブルーを示している。 地球温暖化による氷河の後退が、新聞などによく取り上げられているが、この氷河は数少ない「後退していない氷河」の一つである。