eNewsletter No.4
┏国際惑星地球年━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃ IYPE日本 Newsletter ┃ No.4 (2008.4.15) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━社会のための地球科学━ → http://www.gsj.jp/iype/at/jp/eNL/n04.html ●●目次●● 【1】日本学術会議シンポジウム 「地球環境の変動-科学の目で見るその面白さ」に参加して 【2】IYPE小委員会 【3】第1回「地質の日」 【4】ジオパーク 【5】OneGeologyについて 【6】万国地質会議および国際地理会議でのIYPEセッション 【7】これまでの協賛イベント等から 【8】これからの協賛イベント等(4/20〜5/8) ┌─────────────────────────────── │【1】日本学術会議シンポジウム │ 「地球環境の変動-科学の目で見るその面白さ」に参加して └─── 3月21日(金)午前10時から午後5時にわたり,表記シンポジウムが東京 都港区の日本学術会議講堂で開かれた。いま社会的にもっとも高い関心 が寄せられている地球環境問題について,科学の面からその原因や仕組 み,そしてそれらを解明する科学の面白さを,高校生や一般の方々にた のしく理解してもらいたいという趣旨(平朝彦学術会議会員あいさつ) で,午前中は「生命を育む環境をもつ惑星-ハビタブルプラネット」井 田茂(東工大),「地球環境の歴史を紐解く-変動を支配するものはな にか」丸山茂徳(東工大),「10万年ごとに訪れる氷河期」阿部彩子 (東大)の講演と質疑がおこなわれた。午後も「氷床の崩壊で激変した 気候」横山祐典(東大),「都市の気候変化は地球規模の気候変動を起 こすか」三上岳彦(首都大),「地球環境危機の時代の土地利用を考え る」氷見山幸夫(北海道教育大),「地球環境の変動が海の環境・生態 系にもたらすもの-北太平洋と北大西洋のむすびつき」原田尚美(海洋 研究開発機構),「気候の将来予測はどのくらい正しいのか」木本昌秀 (東大)など,地球科学の幅広い専門分野からタイトルだけ見ても興味 のそそられる最新の研究成果が紹介された。ここではそれぞれの内容に 触れることは出来ないが,いずれの講演もたいへん分かりやすいスライ ドを駆使して,さすがに日本学術会議ならではといった迫力のあるプレ センテーションに参加した中学生からも熱心な質問がされていた。 銀河系・太陽系から都市のスケールまで,また過去数十億年から将来 100年先のスケールまで,参加者にとっては幅広い視野からさらに深く 地球温暖化の問題を考える最適な材料を得ることができたと思う。気候 変動は「社会のための地球科学」を副題とする「国際惑星地球年」の主 要テーマの一つだが,本講演会は最新の科学情報をベースに社会が直面 している問題を科学的に分析し総合的な対策を考えていくプロセスを, 一般市民を含めた多くの方々と共有できたタイムリーな企画であり,日 本学術会議には今後もこのような機会をできるだけ多く提供していただ くことを期待したい。 国際惑星地球年日本 会長 小玉喜三郎 ┌─────────────────────────────── │【2】IYPE小委員会第6回会合 └─── 日本学術会議のIYPE小委員会第6回会合がさる4月11日(金),学術会議 で開催されました。国連年2008開催式典(GLE)の報告や,IYPE日本の 活動状況の報告などが行われ,またGLEのおりに発表されたパリ宣言の 活かし方などが議論されました。詳しくは,後日公開される議事メモを ご覧下さい。 (参考:IYPE小委員会) → http://www.gsj.jp/iype/at/nc/index.html → http://www.jpgu.org/scj/IYPE.html ┌─────────────────────────────── │【3】第1回「地質の日」...2008.5.10 └─── 国連国際惑星地球年2008を祝して今年から催される「地質の日」では, この5月10日を中心に全国各地の地質関連博物館などで記念行事が開催 されます。 ちなみに,この4月14日(月)より5月12日(月)の間,経済産業省・本館 1階ロビーでも日本全国のシームレス地質図や化石・鉱物標本が展示さ れます。 → http://www.gsj.jp/geologyday/event.html → http://www.meti.go.jp/press/20080411004/ 20080411004.html ┌─────────────────────────────── │【4】ジオパーク └─── ジオパークの国内体制の整備と普及・広報を行うための日本ジオパーク 連絡協議会(主に自治体首長が構成メンバー)が昨年12月26日に発足 しました。これを受けて関連省庁の関心も高まり,今後の体制に関して 学識経験者を主なメンバーとするNGO的な「日本ジオパーク委員会」を 産総研が事務局として設立すること,同委員会が各地域の評価を行って 世界ジオパークネットワーク申請候補の順位付けを行うこと,関連省庁 は委員会にオブザーバとして参加し,必要な助言・援助を行うことなど が確認されました。 現在,日本ジオパーク委員会の第1回会合に向けての準備が進行中です。 また,各地で市民向けの講演会などの普及活動が日本ジオパーク連絡協 議会メンバーを中心に行われる予定です。 → http://www.gsj.jp/iype/do/gpark/index.html → http://www.geopark.jp/ ┌─────────────────────────────── │【5】OneGeologyについて └─── OneGeologyは,世界中の地質調査所が取り組むIYPE旗艦プロジェクト で,100万分の1を手始めとして世界規模で最高品質の地質図データを公 開,インターネットでのアクセスを可能にし,社会のニーズに応えよう とするものです。現在73ヶ国以上が参加し,それぞれの国で地質図の データを整備しウェブ配信する準備を進めています。 その管理運営会議および技術運営会議が,2月27-30日にフランスで実 施され,OneGeologyプロジェクトを第33回万国地質会議(オスロ)で 正式にスタートさせること,その直前にOneGeologyポータルを公開す ることなどが決まりました。オスロでは,オープニングセレモニーや特 別セッションなども実施される予定です。 → http://www.onegeology.org/ ┌─────────────────────────────── │【6】万国地質会議および国際地理会議でのIYPEセッション └─── 今年8月に開催される第33回万国地質会議(オスロ)と第31回国際地理 会議(チュニス)では,ともにIYPEの科学テーマに沿ったセッション が予定されています。 万国地質会議では,Major Geoscience Programmesの先頭に取り 上げられて,その下で深部,健康,生命,地下水,災害,巨大都市, 資源,土壌に関するセッションの準備が進んでいます。 国際地理会議でも,科学10テーマに関する特別セッションが計画されて います。 → http://www.33igc.org/ → http://www.homeofgeography.org/ ┌─────────────────────────────── │【7】これまでの協賛イベント等から └─── 2008-03-18(火) 13:00〜16:30 第3回茨城大学・茨城県霞ヶ浦環境科学センター地域連携シンポジウム 「茨城県の湖沼環境をめぐって -市民とともに考える霞ヶ浦の環境の 保全と利用-」 一般市民や高校・大学生,その他企業・官庁関係者など150余名の参加 がありました。研究成果報告に多くの質問があるなど活発な議論がなさ れ,地域の環境問題に関しては広範囲にわたる産学官民の密接な連携下 での対応が必要なことが確認されました。また,ジオパークのようなの 環境を資源とした地域振興の視点からの取り組みも紹介されました。 2008-03-19(水) 13:00〜17:30 第11回GSJシンポジウム「地下水のさらなる理解に向けて〜産総研の チャレンジ〜」 IYPE10テーマのひとつである「地下水」に関するシンポジウムが,産 総研地質調査総合センターの主催により秋葉原ダイビルで開催されまし た。当日の参加者は160名以上に及び,会場はほぼ満席となる大盛況の シンポジウムとなりました。シンポジウムでは黒田和男氏(前島根大学 教授;元地質調査所)の基調講演のほか,産総研の研究者による講演 (口頭6件,ポスター18件,計24件)が行われ,都市の地下水,深部流 体,地震予知など,最新の研究成果が紹介されました。 2008-04-05(土)〜04-06(日) 日本ペドロジー学会第47回シンポジウム 「惑星地球のフロンティア-土,つち,土壌」 同じくIYPE10テーマの一つ「土壌」に関するシンポジウムが,日本ペ ドロジー学会主催により筑波大学で催され,大勢の参加がありました。 本シンポジウムでは,佃IYPE小委員会委員長が「ジオパーク活動を通し て,継続的に社会にアピールしよう〜国際惑星地球年(2007−2009)」 の題名で講演しました。 (講演スライド) → http://www.gsj.jp/iype/ja/slide/index.html ┌─────────────────────────────── │【8】これからの協賛イベント等(4/20〜5/8) └─── 2008-04-20(日) 13:30〜 地質標本館普及講演会「鉱物の楽しみ」 場所:産業技術総合研究所つくばセンター共用講堂(茨城県つくば市) 内容:地質標本館特別展「青柳鉱物標本の世界」にあわせて,IYPE日本 の顧問になられた光川寛氏(NEDO特別顧問)による標記講演会が開催さ れます。 → http://www.gsj.jp/Muse/ eve_care/2007/aoyagi/aoyagi.html 2008-04-25(金)〜04-29(火) 日本堆積学会2008年弘前大会 主催:日本堆積学会 会場:弘前大学 (青森県弘前市) 内容:ショートコース,個人講演,基調講演,懇親会,堆積学トーク トーク,巡検のフルセットが企画されています。 → http://sediment.jp/04nennkai/2008/annnai.html 008-05-05(月) 14:00〜17:30 国際惑星地球年 説経節と講演「生命(いのち)の星 地球」 主催:「国際惑星地球年を考える」実行委員会 後援:もったいない学会 会場:藤沢市民会館小ホール(神奈川県藤沢市) 内容: 講演1「一億五千万年の石油と人間の欲望」大久保泰邦 講演2「地球は人類を養えるか—水と食料の将来」渡辺好明 説経節 アンデルセン原作「人魚姫」岩田健[編] 絵・元雑司が谷中学校演劇部/ 三味線弾き語り 説教節綾太夫 2008-05-08(木) 13:00〜17:30 第12回GSJシンポジウム「地下水と岩石物性との関連の解明〜産総研の チャレンジ〜」 主催:(独)産業技術総合研究所地質調査総合センター 会場:秋葉原ダイビル5Fカンファレンスフロア5B(東京都千代田区) 内容:地下のさまざまな地質現象を理解し,予測するためには,原位置 計測手法のほか,地下と同じ環境を再現しながら実験室内の小さな空間 で再現する計測手法も採用されています。本シンポジウムでは,地震現 象のメカニズム解明から,地震断層の流体移動能力評価など地下10km 以上の深度を対象としている研究事例を紹介します。また,メタンハイ ドレート・二酸化炭素地中貯留問題へのアプローチ,水理学上重要な ファクターである透水係数や比貯留率を実験室で精度よく求める手法の 開発など地下1km程度を対象とする研究事例も紹介します。 → http://www.gsj.jp/Event/080508sympo/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇IYPE日本Newsletterは,国際惑星地球年に関する内外の最新情報を 要約して国際惑星地球年日本の会員の皆様へ提供します。 ◇皆様からの掲載情報の提供を歓迎いたします。また,皆様からのご意 見やご要望なども歓迎いたします。 編集・発行─────────────────────────── 国際惑星地球年日本 事務局 産総研 地質調査総合センター内 〒305-8567 茨城県つくば市東1-1-1 中央第7 T: 029-861-3687 /F: 029-861-3672 /E: iype-sec@gsj.jp http://www.gsj.jp/iype/ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

