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1108年噴火 (天仁噴火)

天仁噴火の噴出物の分布天仁噴火の噴出物の分布。荒牧 (1968)、荒牧 (1993)、高橋ほか (2003) による。

108年噴火 (天仁噴火) は現在の前掛山山頂火口から発生した。1108年噴火の活動では、まず噴火初期に約0.4km3の褐色スコリア (浅間BおよびB'降下火砕物) を噴出し、東方に飛散させた。ついでスコリア質の火砕流が南北の山腹に流下し、約80km2の地域を覆った。火砕流堆積物の平均層厚はおよそ8mで、場所によっては軽度に溶結している。追分火砕流の噴出直後には上の舞台溶岩が北側山腹に流下した。
天仁噴火の噴出量は約1.2km3と見積もられている。

降下火砕物

天仁噴火に伴う浅間Bテフラの分布 (町田・新井2003、新編火山灰アトラスより)

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