2003/7/9 三宅島ヘリ観測  下司信夫


本日は曇りのため,山頂火口は観測できず.

警視庁航空隊東京ヘリポート基地から,おおとり2号にて.
同乗者は,気象庁北出長官と山本火山課長,中堀氏,東大地震研から金子氏.

東京ヘリポート発9:23,三宅島到着10:19,COSPEC観測,5マイルアークで3測線.
終了11:01,新島着11:23.新島発13:02発,東京ヘリポート着13:55.

伊豆大島南方までは比較的視界もよかったが,新島南方から高さ1000mほどの密
雲になり,三宅島の噴煙は密雲を突き抜けて上昇.噴煙高さは約1500m.

噴煙量は最近では多め.火山ガスは主に南西の阿古側へ流れる.COSPEC観測では
伊ヶ谷付近までガスを検知した.標高約400mより上は雲に覆われ,山腹上部や
火口内の状況は観測できなかった.


(ハイパーテキスト化と簡素化=宮城磯治)