9月4日の三宅島

立川防災基地より東京消防庁ヘリ(ちどり)にて.同乗者は東大大島さん, 気象庁中堀さん,斉藤さん.10:08離陸,10:40伊豆大島通過,10:55三宅島着,11:30 三宅島発,11:43神津島着,13:06COSPEC観測出発,14:20COSPEC観測帰着, 15:08神津島発,16:05立川基地着.

高度600m以下は視程悪い.海に出たあたりでいったん雲が多くなるが, 伊豆大島以南は雲がやや少なくなり,この時期としては比較的条件は よさそう.

伊豆大島を過ぎたあたり,高度3500ft付近で硫黄臭.ちょうど その高度に棚のようにガスがたなびいて三宅島まで続いている. 三宅島の山頂部には雲がかかり,雲と区別つきにくいが,火口直上, ほぼまっすぐ高さ1700-1800mまで白色噴煙が上がっている.北東- 南側からしかカルデラ内は見えない.火山ガスは西-北西にたなびいている. 雲が多く,十分ではなかったが,主火口,カルデラ底の様子は一通り 観測できた.

主火口では噴煙はやや少なめで,比較的よく見えた. 主火口北側噴気孔からのガスは少なく,南側火口からのガスが目立つ. 白色噴煙もカリフラワー状の濛々とした噴煙ではなく,上昇速度も遅く, 量も多くない.噴煙高度が高く見えるのは,単に雲が出やすい気象条件 だからかもしれない.

カルデラ底の水たまりは,北池がやや水位が下がったようだが,中央部, 黒池とも健在.黒池の水は緑色-褐色と再び黒くなりはじめている. スオウ穴西側カルデラ壁では常に埃が舞い上がっており,小規模な崩落 が連続して起きているらしい.北池を埋めるほど崩落は進んではいないが, 7月の観測ではなかった岩塊が何個か北池周辺まで達しているのがわかる.

色が変わったと最近報告があった大路池は,それまでの透明感のある青緑から 濁った茶緑色に変わっていた.

(9/26補足) その後現地で採取した水を分析したところ,変色の原因は藍藻の大量発生によるものと判明した.この時期に時々起きることらしい.

伊豆大島南
火山ガスは薄い茶色に見える
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風防ごしに見た三宅島.噴煙高度は1700m程度.
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北上空から見たカルデラ.
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東上空から主火口
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東北東から主火口
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東からカルデラ底
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新北池
北岸に新しい岩塊(7/4と比較)
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スオウ穴から北カルデラ壁.崩落による土煙が見える.
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スオウ穴西亀裂.崩落が進んでいる.(4/18と比較)
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カルデラ南東縁.大きな変化はない.
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カルデラ南縁亀裂.大きな変化はない.
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北西カルデラ壁.火砕丘の断面.
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水が濁った大路池.(5/30と比較)
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イトマキエイ?
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