2001年10月24日 三宅ヘリ観測報告 篠原宏志


概要
天候は晴れ、風は弱く、低層の風は東、高層の風は西。
火口付近では風が巻いている。
火口内はよく見えた。

内容：
搭乗者：福井（気象研、CO2観測）、尾台（気象庁、島内観測）
　　　　中堀（気象庁、火口観察・熱映像、COSPEC）
　　　　金子（震研、火口観察）、古谷（震研、島内重力）
　　　　篠原（CO2観測、火口観察）

基地：百里基地（航空自衛隊）

1230：百里基地出発
1340：三中ヘリポート着（尾台・古谷降りる）
1340-55：火口観察
1355-1440：CO2観測
1440-1530：COSPEC観測
1535：三中ヘリポート着（尾台・古谷乗る）
1643：百里基地帰着

火口内状況
火口内はクリアだが、噴煙は活発に放出しており、噴煙の根元は
よく見えない。特に大きな変化はない。

噴煙状況
周囲には明確な雲なし、全体にやや霞んでいる。
主噴煙はほぼまっすぐ、1000-1500mまで上昇し、東へ流れる。
噴煙は一部、薄く拡散した青白い噴煙として、山肌を沿って西に流れる。

CO2観測
山肌を沿って西に流れた噴煙を測定。SO2最大濃度9ppmで観測成功。

COSPEC観測
火口から5 mileでround traverseを実施。

(ハイパーテキスト化と簡素化=宮城磯治)