2001年3月15日の三宅島ヘリ観測報告(山元孝広) 観測ヘリ:東京消防庁つばめ 搭乗者:山元,津久井(千葉大) 天候:晴れ 観測時間: 10時20分〜10時36分(三宅中学に2度着陸したため,実質10分間の観測) 噴煙の状況:  白色噴煙は北東の風に流され,阿古方面に低くたなびく.  噴煙高度は1500m前後で,時おり2000mにまで噴煙が上昇する.  噴煙の上昇間隔は10〜70秒で,息継ぎが明瞭. 火口の状況:  火口内の視界は良好.ただし,火口位置・噴気位置・水溜りなどの  状況には変化なし. 火口縁の状況:  北縁〜東縁のクラックの位置は以前と変わらない.  すなわち崩落による顕著なカルデラ壁の後退はない. 微動:  9時台に針が振り切れるほどの微動あり.  ヘリ観測中にも数分おきに微動が連続したが,  噴煙の脈動を除くと目立った表面活動はない. (※山元孝広氏による報告(電子メイル)を宮城磯治が整形&保存)