2001年3月14日の三宅島ヘリ観測報告(高田亮) 天気:晴れ.1500m付近に雲がかかる.後半,雲がとれる. 上層下層の風:ともに南西 観察条件:すこしガスがかかるがカルデラ底見える. ヘリ:警視庁おおとり(赤外線ビデオを搭載.今回は使われず.) 警視庁 東京ヘリポート離発着 9:03-12:07[三宅上空 10:00-10:20]     新島で給油(10:38-11:22) 同乗者;大湊(地震研) ■ 噴煙の様子  噴煙高度 海抜約1200m.  噴煙は白色で,連続的プリューム.  20分間に数回,パルス状プリューム発生.  火口内で上昇し,火口縁から斜め上になびき,   1200mの高度に達し水平に赤場暁方面へ流れる. ■ 噴火口の様子と位置は,これまでと変らず. ■ 火山ガス  硫酸ミストは陥没カルデラ内にただよい,   北東縁から斜面に沿って赤場暁方面へ流れ下る. ■ 陥没カルデラ内の様子  新しい崩壊面は見つからず.  北側の褐色の池,西側の黒色の池などこれまでとほぼ同じと思われる.  東壁は,噴煙のため見えず. ■ カルデラリムの割れ目は,これまでの報告と同じ. (※高田亮氏による報告(電子メイル)を宮城磯治が整形&保存)