2001年11月27日の三宅島ヘリ観察報告(高田亮) 天気:快晴.やや,もやがかかっている. 上空の風:西北西 警視庁 東京ヘリポート離発着 9:15-11:47[三宅上空 10:05-10:50] 同乗者;大島治(東大教養) ■ 噴煙の様子  噴煙高度 海抜約1500m.  噴煙は白色で,1分から2-3分間隔の間欠的なプリューム  火口内で上昇し,火口縁で空港から三池港方面へたなびく.  たなびく雲も,数個の塊となっている.   ■ 噴火口  噴火口の位置は陥没火口(カルデラ)の南縁沿い.約7箇所から噴煙. ■ 火山ガス  硫酸ミストは陥没火口縁から海抜高度1000m付近までの間から下降を始めている.  青紫がかった灰色.  火口内ですでに白色プリュームとは分離して,  火口東縁ー南縁に沿って広範囲に上昇して,  あふれ出しているように見える硫酸ミストもある.  搭乗したヘリ(Super Puma)は,気密性が高く硫黄臭はしなかった.  ■ 陥没火口内の様子 崩壊:スオウ孔の西側標高750mに新鮮な崩壊面あり.    火口西壁も崩壊した痕跡あり. 火口底:北側の火口底は崩壊の堆積物が広がっている.    南側は影となり詳細は不明. 北側の池:赤褐色. (※高田亮氏による報告(電子メイル)を宮城磯治が整形&保存)