富士山,太郎坊でのテフラ層. 御殿場口五合目の太郎坊では,新富士火山起源のテフラをほぼ連続的に確認できる.本露頭 最上位のテフラ層は,西暦1707年の宝永噴火の降下テフラである.宝永テフラ最下部は,白色 の軽石層からなる.各テフラ層に挟まる風化火山灰土から火山ガラスの検出を試みた結果,西 暦838年神津島天上山噴火に伴う降下テフラ起源の火山ガラスが,宝永テフラの下から検出でき た(本特集のKobayashi et al.).写真奥には,富士火山の南東山腹が見られる.大きな火口は宝 永火口,その左手のピークは宝永山である. (高田 亮) |