表紙の写真:インドネシア-日本フローレス島地熱プロジェクトの ハイライト 上段:地熱発電を目的とする地熱探査の究極的なゴールの一つは地下の 地熱貯留層に向けて掘削し,天然蒸気を獲得することにある.そこでは, 地熱探査の真価が,掘削結果によって厳しく試される.『遠隔離島小規模 地熱の探査に関する研究協力』も,掘削によって厳しく真価が試された. 写真は2001年1月20日早朝に,チモール島クパンからフローレス島 マタコロに飛来したヘリコプターから降り立ったインドネシア国会議員 等の要人たちであり,彼らが地元住民から伝統的な方法で歓迎されて いる様子である.彼らの目的はNEDOがマタコロに掘削したMT-2号井の 噴気テストを視察することにあった.この坑井は離島の限られた資材の 中で掘削されたため,深度が162.35mと異例に浅く,プロジェクト 関係者にとって緊張の走る瞬間であった. 下段:しかし,噴気テストは写真のように,大いに成功であった. バブル全開状態で,毎時15トンの乾燥蒸気が安定的に噴出した.この 蒸気量は坑井の深度を考えると決して小さくない.貯留層がこのように 浅いことは,逆に経済的な発達を約束し,小規模な地熱発電源開発に とって大きな利点となる. |